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母のお墓がないという話

こんにちは!NAMIKOです。

今回はお墓はあるのに母のお墓がないという話です。

私の母は、私が20代のときに自ら死を選びました。

生前、本気なのか冗談なのか泳げもしないのに「自分が亡くなったときは遺骨を海にばらまいてくれ」と言われていましたが、果たして海にまくことが残された遺族として正しいのかも分からず今に至ります。

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実家のお墓はあるのに入れない

母は離婚をしてシングルマザーとして、私と妹を育ててくれました。

住んでいた場所は母の実家から1時間以内でしたが、離婚をした負い目から実家の両親や母の姉に頼ることなく生きてきました。

(母の実家は母の姉がお婿さんをとりおばあちゃんと一緒に暮らしています。おじいちゃんは母より先に亡くなりました。)

弱音を吐けない人間だったので、どこかよそよそしい関係の親戚づきあいでしたが、母のお母さん(私から見たらおばあちゃん)の誕生日にはお祝いをしたり、お姉さんとの付き合いもそれなりにありました。

 

母が亡くなったときはすぐに母のお姉さんに連絡をしました。

すぐに駆け付けてくれて、葬式の手配や今後の話し合いをしていたとき、放心状態の私には心強かったのを覚えています。

しかし「お墓に入れるのは少し待ってほしい」と母の姉から言われました。

理由は母の亡くなり方にありました。

近所の人に知られたくないということなので、火葬場までの霊柩車もワンボックスカーとなりました。

葬式も家族葬という形となり母の交友関係にあった人たちに亡くなった連絡はしたものの、葬式に呼ぶことは出来ませんでした。

こそこそと周りにばれないようにお通夜も火葬も済ませました。

お墓に入れられないのも、墓石に名前が刻まれて近所や親せきに知られてしまうからというものでした。

 

田舎とはそういうものだ

私と妹は納得ができず、母の姉にお墓に入れてほしいことを何度もお願いしてみましたが、全く聞き入れてもらえず「ここに住んでいる身にもなって欲しい」と言われました。

「田舎に住むとはそういうことだ」と。

なぜ母は自分の親や姉に頼ることもなく、一人で頑張って生きてきたのか理由がわかりました。

きっと、離婚をして出戻ってきた母のことも、家族にとっては恥ずかしいことだったのでしょう。

 

田舎ではすぐに噂が広がることは分かっています。

こそこそ影で言われることもあるのは知っています。

でも、それを恥ずかしいことと思うかどうかは、家族がどう思うかではないのだろうか?

誰に何を言われようと、恥ずかしいことなんて一つもない。

死に方がどうとかではない。

家族が亡くなったのだ。

私や妹から見たら母が。

おばあちゃんから見たら娘が。

母の姉から見たら妹が。

どうして近所の目を気にすることの方が優先なのだろうか?

母の葬式に友達や知り合いを呼べなかったことをなんとも思わないのだろうか?

自分たちが良ければ、母の遺骨はどうでもいいのか?

「田舎とはそういうものだ」が理由ではない。

「自殺をしたなんて周りに知られたら家族として恥ずかしいから」が答えだ。

なんて愚かなんだろう。

 

しかし、お墓の所有者は母の姉夫婦のものです。

母の生まれ育った実家に住んでいるのも母の姉夫婦で、私と妹は近くに住んでいません。

近所の人や、親戚に母の死について聞かれるのも母の姉なので、これ以上強くお願いは出来ませんでした。

 

お墓の概念が人によって違う

それから何年も経ちますが未だに母の遺骨はお墓に入っていない状態で、お寺に預かってもらっています。

住職からは「そろそろお墓に入れませんか?」と聞かれますがどうしていいか分からないのが現状です。 

 

お墓の概念に答えがないので、家族間で意見が違うと難しい問題です。

 

私はお墓の存在を遺族の心の拠り所と捉えています。

手を合わせる場所があることで故人を思い出したり感謝したりすることができる場所だけど、あくまで遺骨をおいている場所なだけで、そこに母がいるとは思っていません。

なので、今あるお墓に入れるのではなく「自然葬」や母が生前言っていた「海洋散骨」を考えています。

 

だけど、おばあちゃんは遺骨のある場所が大事だと考えていて、今遺骨を預かってもらっているお寺に母がいると信じて会いに行っています。

それを考えると、おばあちゃんが生きている間に遺骨を他の場所に移動するのは難しいです。

 

現在、母の姉夫婦やおばあちゃんとは母の遺骨のことに関して話すことは一切ありません。

何事もなかったかのように毎年お盆の時期に顔を出して、おばあちゃんと一緒にお墓まいりをしたり、母の遺骨があるお寺にお参りに行っています。

ただ、母の遺骨をお墓に入れてくれなかったことも、恥ずかしい亡くなり方だと言われたことも未だに許すことは出来ません。

おばあちゃんが亡くなったあとに妹と2人できちんと母の遺骨をどうするのか考えたいと思います。

 

お墓とは何なのか?

母が亡くなりお墓に入れないことがあってから、お墓って何なんだろうと考えるようになりましたが、いまだに答えが出せません。

お墓がなくてもいいんじゃないかと思う一方で、家族と一緒に入れるお墓がある方がいいのではないかと思うこともあります。

遺骨に魂なんてないと思っていても、骨壺をなでるおばあちゃんの姿を見ると思わず涙が出てしまいます。

墓じまいが最近ニュースで取り上げられているのを見ると、お墓を維持するのも大変で永代供養という形もいいなと思いますが、先祖代々のお墓に入れてあげられない自分は親不孝なのではないかとも思えてしまいます。

 

母の誕生日が近づいてきて、ふと母のお墓のことを考えていましたがお墓とは何ぞやという答えは出せそうにありません。

ただ、自分の場合は子どもに悲しい思いはさせたくないのと、お墓のことで困らせたくないのできちんと自分の最後のお墓のことは考えたいなと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

感謝!byNAMIKO